「アンチウイルスだけでは足りない」とよく言われます。ですが中小企業にとって本当の問題は、EDRが何かではなく、いくらかかり、誰がアラートを見るのかです。このページは、EDR・MDMの記事10本を「読む順番」に並べた保存版のまとめ。基本の理解から、費用と運用の設計、スマホまで含めた端末の守り方まで整理しました(2026年9月時点)。
端末の守りは3つの問いで決まる
結論として、EDR・MDMの検討は「①何が違うのかを知る → ②いくらで、誰が運用するかを決める → ③PC以外も含めて全端末を守る」の3つの問いに答えるだけです。製品比較から入ると、決められなくなります。
導入済みの会社は②の運用編から、スマホが手つかずなら③から読むのがおすすめです。
ステップ別に読む(全10本)
EDRという言葉に馴染みがなければ①から。見積もりを取る段階なら②、PCは対策済みでスマホが気になるなら③へ。
① 知る――EDRとは何か、何が違うのか
入口で止めるEPPと、入られた後に気づいて対処するEDR。役割の違いが分かると、必要かどうかを判断できます。
EDR・MDMEDRとは?「アンチウイルスだけでは足りない」を中小企業向けに解説› EDR・MDMEDRとEPP(従来のアンチウイルス)、何が違うのか› EDR・MDM中小企業向けEDR、選定の5つのポイント›② 決める――費用と運用の設計
EDRは「入れて終わり」ではありません。ライセンス費用と、アラートを見る運用の両方を予算に載せます。
EDR・MDM中小企業のEDR導入、月いくらが現実的か› EDR・MDMEDRの誤検知、運用でどう向き合うか› EDR・MDMクラウド時代のエンドポイントセキュリティ›③ 広げる――PC以外も含めて全端末を守る
守る対象はPCだけではありません。持ち歩くスマホ、業務外の使われ方まで含めて、抜けをなくします。
EDR・MDMMDM(モバイルデバイス管理)、スマホ業務利用時代の必須対策› EDR・MDM社員のPC、業務外で何が起きているか把握できていますか› EDR・MDMPCロック監視、社員の生産性管理ではなく安全管理として› EDR・MDMゼロトラストセキュリティ、中小企業にも必要か›まとめ:製品より「運用」で決まる
EDRの効果を決めるのは、検知の精度よりも「アラートを誰が、いつ見るか」です。社内に見る人がいないなら、監視サービス込みを選ぶほうが結果的に安く確実になります。そしてPCを固めても、スマホが丸腰では抜けが残ります。
- EPPは入口で止める仕組み、EDRは入られた後に気づいて対処する仕組み。役割が違うので代替できない
- 費用は「ライセンス+運用」の2階建て。ライセンスはPC1台あたり月額500〜1,500円程度が目安(2026年時点)
- 誤検知はゼロにできない。3段階のトリアージなど、さばく運用を最初から設計する
- PCはEDR、スマホ・タブレットはMDM。両方そろえて「全端末カバー」になる
- 導入の出発点は正確な台数把握。台帳から漏れた端末は、入れても守れない
EDRの予算で問われているのは「月いくら払えるか」ではなく、
「検知した後、誰が動くか」です。
ライセンス数の見積もりも、段階導入の優先順位も、スマホを含めた抜けの確認も、すべて「社内に何台あるか」から始まります。台帳から漏れた端末は、どれだけ良い製品を入れても守られません。
端末対策の第一歩として、まずは社内のIT環境の見える化から始めましょう。
参考(公式情報)
※制度・統計は2026年9月時点の公表情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。このページは記事の追加にあわせて更新していきます。
この記事のFAQ
Q. EDRと従来のアンチウイルス(EPP)は何が違いますか?
EPPは既知のウイルスを入口で止める仕組み、EDRは侵入された後の不審な動きを検知して対処する仕組みです。役割が異なるため、どちらかで代替はできません。攻撃が入口をすり抜ける前提に立つなら、EDRのように「入られた後」に備える仕組みが必要になります。
Q. 中小企業のEDR導入は月いくらくらいですか?
ライセンスはPC1台あたり月額500〜1,500円程度が2026年時点の目安で、サーバー用は1台あたり月額数千円程度です。ただし費用は「ライセンス+運用」の2階建てで、アラートを見る運用まで外部に任せる場合はライセンス費用の数倍を見込みます。それでも専任者を雇うよりは大幅に安く済みます。
Q. EDRを入れればスマホも守れますか?
守れません。EDRの主な対象はPCやサーバーで、スマホ・タブレットにはMDM(モバイルデバイス管理)が必要です。MDMは画面ロックの強制、紛失時のリモートロックや初期化、OSの状態把握などを担います。PCはEDR、スマホはMDMという役割分担で全端末をカバーします。
EDR・MDM導入の前に、まずは見える化から
ライセンス数も導入の優先順位も、出発点は「社内に何台あるか」の正確な把握です。SOLAMILUは、社内のネットワークとIT機器の状況を見える化し、ムダも抜けもない端末対策をお手伝いします。
