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2026年8月20日
社員のPC、業務外で何が起きているか把握できていますか

日中、目の前で使われている社員のパソコンなら、様子はある程度わかります。ですが、夜間・休日・離席中のパソコンで何が起きているかは、意外と見えていません。やっかいなことに、マルウェアは人が見ていない時間に動くこともあります。この記事では、社員PCの「業務外の見えない時間」に注目し、端末の動きを”後から追える”ようにする考え方を、監視ではなく「安全管理」の視点で解説します。

「業務外」に、見えないことが起きている

ここでいう「業務外」とは、社員が席を離れている時間や、夜間・休日など、誰も画面を見ていない時間帯のことです。この時間に、たとえば次のようなことが起きても、気づくのは難しいものです。

  • マルウェアがバックグラウンドで動き、外部と通信している
  • 誰かが無許可のソフトをインストールしている
  • 退職者アカウントや、なりすましでの不審なログインが行われる
  • USBや個人クラウドへ、データが持ち出される

いずれも、その瞬間に人が見ていなければ気づけません。そして「何が起きたか」の記録が残っていなければ、後から調べることもできない——ここが問題です。

見える時間と、見えない時間 日中の業務時間は見えやすい。夜間・休日・離席中は見えにくく、その時間にリスクが起きやすい。 1日のうち、「見えていない時間」は長い 業務時間(見えやすい) 夜間・休日・離席中(見えにくい) ▲ マルウェアの活動 ▲ 不審なログイン ▲ データ持ち出し ※ 攻撃は、人の目が離れた時間を狙って動くことがあります。
図:1日の多くは「見えていない時間」。リスクはその時間に潜む

なぜ「把握」が難しいのか

従来のウイルス対策ソフト(EPP)は、入口でウイルスを止めることを得意とします。しかし、防ぎきれずに侵入された後、端末の中で何が起きているかまでは、見えないことが多いのです。記録が残らなかったり、あちこちに散らばっていたりして、「後から追う」のが難しい——これが把握を妨げる大きな理由です。EPPとの違いは「EDRとEPP、何が違うのか」で詳しく解説しています。

「何が起きたか」を後から追える仕組み=EDR

そこで役立つのがEDR(Endpoint Detection and Response)です。EDRは、パソコンなどの端末で起きた動きを記録し、不審な挙動を検知して、可視化します。人が見ていない業務外の時間でも記録は残るため、「いつ・何が起きたか」を後から追えるようになります。

EDRが見せてくれること 不審な実行/不審な通信/見慣れないログイン/重要ファイル・設定の変更を記録・可視化。 EDRが「見せてくれる」こと 不審な実行 見慣れないプログラム が動いていないか 不審な通信 外部への不自然な データ送信など 見慣れないログイン 深夜・不明な端末 からのアクセス 重要な変更 ファイル・設定の 不審な書き換え
図:EDRは端末の動きを記録・可視化し、業務外に起きたことも後から追える

EDRそのものの基本は「EDRとは?アンチウイルスだけでは足りないを解説」、自社に合う選び方は「中小企業向けEDR、選定の5つのポイント」もあわせてご覧ください。

大切なのは「監視」ではなく「安全管理」

ここで強調しておきたいのが、この取り組みは社員を”監視”して生産性を測るためのものではない、という点です。目的は、マルウェアや不正アクセスといった脅威から、会社と社員の双方を守ることにあります。

よくある誤解:「端末の可視化=社員の監視」ではありません。
見るべきは「誰がサボっているか」ではなく、「危険な動きが起きていないか」です。導入するときは、目的・対象・扱う情報を社員に明示し、プライバシーに配慮したルールを決めておくことが大切です。安全管理という枠組みをはっきりさせることで、社員の納得も得られ、運用も続きます。

「守るための可視化」であることを、社内で共有しておきましょう。関連する考え方として「ゼロトラストセキュリティ、中小企業にも必要か」も参考になります。

まず把握するために、土台となること

端末の動きを見られるようにする前提として、まず「自社に、どんな端末が何台あるのか」を把握しておく必要があります。守る対象が分かっていなければ、可視化の範囲も決められません。

セルフチェック:業務外の”見えない時間”に備えられていますか?

□ 社員の端末(PC・サーバー)が何台あるか、把握できていますか?
□ 端末で「いつ・何が起きたか」を、後から確認できる仕組みがありますか?
□ 端末の可視化について、目的とルールを社員に説明できますか?

「いいえ」がある項目が、見えない時間のリスクが残るポイントです。

まとめ:見えない時間を、放置しない

社員PCの業務外は、長く、そして見えにくい時間です。次のことを意識しておきましょう。

  • リスクは「人が見ていない時間」に起きやすいと知る
  • 従来の入口対策だけでは、端末内の動きは見えにくい
  • EDRで端末の動きを記録・可視化し、後から追えるようにする
  • 監視ではなく「安全管理」として、目的とルールを明示する
  • その前提として、自社の端末を見える化しておく

「見えていないから、起きていない」とは限りません。まずは、自社の端末で”何が起きているか”を見られる状態にしておくことが、安心につながります。

業務外の見えない時間に備える第一歩は、自社の端末を「見える化」して、守る対象をはっきりさせることです。

SOLAMILUは、その土台となる「自社のネットワーク・IT資産の見える化」を支える仕組みです。

参考リンク(公式情報)

※リンク先は外部の公式サイトです(別タブで開きます)。内容は更新されることがあるため、最新情報は各公式ページでご確認ください。端末の可視化を行う際は、労務・プライバシーの観点から社内ルールの整備もご検討ください。

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端末で何が起きているかを知る前に、まずは「見える化」から

守るべき端末が社内に何台あるか。その把握が、EDRを含むあらゆる可視化の土台です。SOLAMILUなら、社内ネットワークとIT資産の見える化を無料で始められます。

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この記事を書いた人

SOLAMILU編集部
名古屋発のITベンチャーとして、中小企業のネットワーク管理・セキュリティ・IT資産管理をやさしく解説しています。専門知識がなくても「自社のITの状態がわかる」状態づくりを応援します。

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