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2026年8月20日
未管理デバイスをゼロにする、現実的な手順

私物のスマホ、退職者が使っていた放置端末、いつの間にか増えたWi-Fiルーター――。社内には、会社が把握・管理できていない機器(未管理デバイス)が潜んでいることがあります。見えていない機器は、守ることも、更新することもできず、セキュリティと資産管理の両方で”穴”になります。この記事では、未管理デバイスを現実的な手順でゼロに近づける方法を、中小企業向けに解説します。

「未管理デバイス」とは

未管理デバイスとは、会社の台帳やルールで管理されていないのに、社内ネットワークや業務に関わっている機器のことです。具体的には、次のようなものが当てはまります。

  • 私物のスマホ・PC(BYOD)を、無断で社内Wi-Fiにつないでいる
  • 誰かが持ち込んだ、無許可のWi-Fiルーターやハブ
  • 退職者が使っていた、放置されたままの端末
  • 台帳に載っていない、増設・買い替え時に登録し忘れた機器

まず「自社に何台あるか」を把握できているかは、資産管理の出発点です(「社内のPC・スマホ、何台あるか即答できますか?」もあわせてどうぞ)。

なぜ「ゼロ」を目指すのか

未管理デバイスを放置すると、次のようなリスクにつながります。

  • 守れない:更新も対策もされていない機器は、攻撃の入口になりやすい
  • 気づけない:“見えていない”機器で何かが起きても、検知のしようがない
  • 資産が正しく把握できない:台帳が実態とずれ、更新・リース・コスト管理も狂う(リース満了の管理にも影響)

完全な「ゼロ」を一度で達成するのは難しくても、ゼロに近づけ、その状態を保つことは十分に現実的です。

未管理デバイスをゼロにする、5つの手順

やることは、意外とシンプルです。「全部を洗い出す → 差分を見つける → 仕分ける → 増やさない → 保つ」の流れで進めます。

差分で未管理デバイスを見つける つながっている全機器 − 台帳に登録済み = 未管理デバイス(要対応)。 「差分」で未管理デバイスが浮かび上がる つながっている 全機器 実際にネットにいる全部 台帳に登録済み 会社が把握している 正規の機器 = 未管理デバイス = 対応が必要
図:全機器の一覧と台帳を突き合わせれば、管理外の機器は自然に浮かび上がる
未管理デバイスをゼロにする5つの手順 一覧化→差分を洗い出す→仕分け→増やさないルール→定期チェックで維持。 ゼロにする、5つの手順 1 つながっている機器を「一覧化」する(棚卸し) 2 台帳と突き合わせ、「差分」を洗い出す 3 仕分ける(登録して管理下に/不要は撤去・遮断) 4 「増やさない」ルールを決める(持ち込み・接続) 5 定期的に差分をチェックし、ゼロを「維持」する
図:一度きりで終わらせず、5の「維持」まで回すのがゼロを保つコツ

手順1:つながっている機器を「一覧化」する

まず、いま社内ネットワークにつながっている機器を、すべてリストアップします。ここが出発点です。棚卸しを負担なく進めるコツは「ネットワーク機器の棚卸し、簡単に済ませる5つのコツ」で紹介しています。

手順2:台帳と突き合わせ、「差分」を洗い出す

一覧ができたら、会社の台帳(正規リスト)と突き合わせます。台帳に載っていない機器=未管理デバイスです。差分に注目すると、管理外の機器がひと目で分かります。

手順3:仕分ける(登録 or 撤去)

見つかった未管理デバイスは、1台ずつ仕分けます。業務に必要なものは台帳に登録して管理下に置き、不要・不明なものは撤去または接続を止めます。「とりあえず放置」をなくすのがポイントです。

手順4:「増やさない」ルールを決める

せっかくゼロにしても、ルールがなければまた増えます。新しい機器を接続するときの手順や、私物端末の扱いを決めておけば、勝手な追加を減らせます。

手順5:定期的にチェックして「維持」する

最後に、定期的に差分を確認します。月1回でも、四半期に1回でも構いません。「前回より増えた機器はないか」を見る習慣が、ゼロの状態を保ちます。

ポイント:「ゼロにする」より「ゼロを保つ」が本番です。
一度きれいにしても、機器は日々増減します。大切なのは、手順5の定期チェックを仕組みにすること。棚卸しと差分確認をルーティンにできれば、未管理デバイスは”たまらない”状態になります。IT資産管理全体の考え方は「IT資産管理とは?中小企業が今すぐ始めるべき理由」もどうぞ。

すべての起点は「今つながっているものを見える化」すること

5つの手順に共通する土台は、手順1の「今、社内ネットワークに何がつながっているかを見える化する」ことです。ここが見えていれば、差分も、仕分けも、維持も回り始めます。逆に、見えていなければ、未管理デバイスはいつまでも紛れたままです。

セルフチェック:未管理デバイス、把握できていますか?

□ 今、社内ネットワークに何台つながっているか、即答できますか?
□ その一覧と「台帳」を突き合わせたことがありますか?
□ 新しい機器を接続するときのルールを決めていますか?

「いいえ」がある項目が、未管理デバイスが生まれやすいポイントです。

まとめ:小さく回して、ゼロを保つ

未管理デバイスをゼロにするのは、特別な作業ではありません。次の流れを、小さくても回し続けることが答えです。

  • つながっている機器を一覧化する(棚卸し)
  • 台帳と突き合わせ、差分=未管理を洗い出す
  • 登録するか、撤去・遮断するかを仕分ける
  • 増やさないルールを決める
  • 定期的にチェックし、ゼロを維持する

まずは「うちのネットワークに、今なにがつながっているのか」を確かめるところから。そこがすべての始まりです。

未管理デバイスをゼロにする第一歩は、今つながっている機器を「見える化」することです。

SOLAMILUは、その土台となる「社内ネットワークの見える化」を支える仕組みです。

参考リンク(公式情報)

※リンク先は外部の公式サイトです(別タブで開きます)。内容は更新されることがあるため、最新情報は各公式ページでご確認ください。ASMは主に外部から把握できるIT資産の管理を扱う考え方です。

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未管理デバイスをゼロにする前に、まずは「見える化」から

今、社内ネットワークにつながっている機器を把握することが、すべての出発点です。SOLAMILUなら、その見える化を無料で始められます。

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この記事を書いた人

SOLAMILU編集部
名古屋発のITベンチャーとして、中小企業のネットワーク管理・セキュリティ・IT資産管理をやさしく解説しています。専門知識がなくても「自社のITの状態がわかる」状態づくりを応援します。

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