「お取引にあたって、御社のセキュリティ対策の状況を教えてください」——大手の取引先から、こんな依頼やセキュリティチェックシートが届く中小企業が増えています。いざ聞かれると、何をどう答えればいいか戸惑うもの。この記事では、なぜ求められるのか、そしてどう答えればいいかを、中小企業向けに整理します。
まずはセルフチェック ── 取引先にこう聞かれたら、答えられますか?
- どんなセキュリティ対策をしているか、具体的に説明できる
- 社内にどんな機器・システムがあるか、把握している
- セキュリティチェックシートが届いても、慌てず記入できる
▶ ひとつでも不安があれば、この記事が役に立ちます。
なぜ、取引先はセキュリティを聞いてくるのか
背景にあるのは「サプライチェーン攻撃」の増加です。攻撃者は大企業を正面から狙うのではなく、セキュリティの手薄な取引先(中小企業)を踏み台にして侵入します。だから大企業にとっては、自社だけ守っても不十分。「取引先も含めて守らないと危ない」時代になったのです。
この流れを国の制度にしたのが、経済産業省の「SCS評価制度」です。仕組みは「経産省SCS評価制度とは?中小企業への影響を解説」でくわしく解説しています。また、こうした”事実上の義務化”の全体像は、「中小企業のサイバーセキュリティ義務化、何が変わるのか」をご覧ください。
よくある「求められ方」3パターン
取引先からの求められ方は、おおむね次の3つです。重要な取引ほど、求められる水準は上がります。
多くの中小企業がまず直面するのは、パターン1の「セキュリティチェックシート」です。自社の対策状況を、項目ごとに記入して返すものです。
どう答えればいい? 5つのポイント
ポイント1:まず「自社の現状」を把握する
答えるには、自社が今どうなっているかを知らないと始まりません。どんな機器があり、どんな対策をしているか。すべての出発点はここです。
ポイント2:「未対応」を隠さず、正直に書く
できていないことを「対策済み」と偽るのは禁物です。あとで発覚すれば、信頼を一気に失います。未対応の項目は「今後対応予定」と、正直かつ前向きに書けば大丈夫です。
ポイント3:できていることは「具体的に」書く
「対策しています」だけでは伝わりません。何を・どうしているかを具体的に書くと、相手の安心感が大きく変わります。
ポイント4:公的な基準に沿って整える
SECURITY ACTION など、国が示す基準に沿っておくと、取引先との「共通言語」になり、説明もぐっとラクになります。
ポイント5:一度きりにせず、更新できるようにする
セキュリティの状況は変わります。聞かれるたびに慌てないよう、自社の現状を最新に保つ仕組みにしておきましょう。
結局、第一歩は「見える化」
5つのポイントに共通するのは、「自社の現状が見えていれば、落ち着いて答えられる」ということです。逆に、見えていなければ、聞かれるたびにバタバタしてしまいます。何を聞かれても困らない一番の備えは、自社のIT環境を「見える化」しておくことなのです。
取引先からの問い合わせに自信を持って答える第一歩は、自社のネットワークやIT環境を「見える化」して、現状を正しく把握することです。
SOLAMILUは、その一歩を支える仕組みです。
参考リンク(公式情報)
※リンク先は外部の公式サイトです(別タブで開きます)。内容は更新されることがあるため、最新情報は各公式ページでご確認ください。
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