このたびSOLAMILU株式会社は、ネットワーク図の上で機器と機器のあいだの通信量(トラフィック)を可視化する技術について、特許を取得しました。
- 特許番号
- 特許第7919795号
- 発明の名称
- ネットワーク図の表示方法、ネットワーク図の表示システム、及びプログラム
- 登録日
- 令和8年9月4日(2026年9月4日)
- 特許権者
- SOLAMILU株式会社
「どの機器があるか」から「どこにどれだけ流れているか」へ
ネットワーク図は、これまでどの機器がどこにつながっているかを示すものでした。今回の特許は、そこに通信の量を重ねて表示するものです。機器と機器を結ぶ線が、流れている通信量に応じて見え方を変えます。混んでいる経路、ほとんど使われていない経路、いつもと様子が違う経路が、図を見ただけで分かるようになります。
機器の設定を変えずに測る
ネットワークの通信量を測る方法としては、ネットワーク機器に問い合わせて情報を集める SNMP という仕組みが古くから使われてきました。ただ、この方法には次のような難しさがあります。
- 機器ごとにSNMPを有効にするなど、設定変更が必要になる
- 管理する側から定期的に問い合わせるため、ネットワークに負荷がかかる
- 無線やVPNなど、問い合わせでは捉えられない通信がある
- 問い合わせの通信が、セキュリティソフトから誤検知を受けやすい
今回の特許では、機器に入れたソフトウェアが自分自身の通信を見て、通信した相手と、その相手とのあいだのやり取りの量を定期的に測ります。外から問い合わせに行かないため、上のような制約を受けにくいのが特長です。相手側の機器にソフトウェアが入っていない場合でも測れること、測定そのものを軽くするための計算方法なども、あわせて特許の対象になっています。
「ノードの見える化」に続く技術として
当社はこれまでにも、ネットワーク機器(ノード)そのものを図にし、責任範囲の境目(責任分界点)を明示する技術について特許を取得しています(特許第7572023号)。今回の特許は、その機器と機器を結ぶ経路(リンク)を見えるようにするものです。「何があるか」に「どこにどれだけ流れているか」が加わることで、ネットワークの状態をより実態に近い形でつかめるようになります。
今後も、中小企業の情報システム担当の方が、専門知識がなくても自社のネットワークの状態を把握できる仕組みづくりに取り組んでまいります。
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